遺言を言っている人はどうなのか
遺言を言っている人というのは、結果的にまだ死ぬ予定がない人なのではないか。本当に死にそうな人は、遺言なんてことを冷静に発することができないと思う。悲しすぎて、周りの気分を沈めてしまうことになるために、禁句なのではないかと考える。なかなか遺言書たるものは見たことがない人は多いかもしれないが、実際には用意している人はいる。
子供がいなく妻、兄弟しかいないとき、注意しないといけないのは遺言がないと法廷相続分は妻が4分の3、兄弟が合計4分の1となってしまう。兄弟にはそれだけの相続をもらう権利が発生する。全財産の相続人を妻一人にするという遺言を夫が書いておけば、兄弟姉妹には一定割合の遺産の取得を法定相続人に保障する遺留分がない。
マイラーズC・G2(17日、阪神・芝1600メートル)に出走する昨年の安田記念馬・ショウワモダンが復調ムードを見せている。
G1タイトルを取りながら、昨秋は〈9〉〈14〉〈16〉〈17〉着。ついに力強い走りを見せることができなかった。今年に入って2戦も東京新聞杯15着、ダービー卿CT7着。とはいえ、前走は勝ったブリッツェンとわずか0秒3差。「メンコ(覆面)を外したのもあるけど、気合が乗っていた」と杉浦調教師。復調の兆しを感じている。
阪神への輸送があったために、前走は馬体重が16キロ減った。レース直後は「使えないかと思った」(杉浦師)という状態で、主戦の後藤に他陣営からの依頼があれば、騎乗するように促したほどだった。ところが、「元気がいいんだよな。季節的なものであるのは間違いないな」とトレーナー。昨年も4月4日のダービー卿CTから安田記念まで3連勝。暖かくなるにつれ、気配が一変。急きょ、出走に踏み切った。
レース当日(4月17日)の阪神競馬場の予想気温は18度。厳しい寒さの冬を乗り越え、気温の上昇とともに、ショウワモダンにも再び春が訪れるかもしれない。
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◆阪神7─4広島(12日・甲子園) この日だけは、どうしても打ちたかった。1点ビハインドの6回無死一、二塁、カウント1ボール2ストライクと追い込まれながら、新井貴は前田健の142キロ直球を中前へはじき返した。「そろそろ(甘いコースに)来るかなと思っていた」。両手を叩いて、同点適時打を自画自賛した。
プロ野球選手会会長の気迫は走塁にもこもっていた。なおも無死一、二塁、続くブラゼルの中飛で、二塁走者の鳥谷とともに次の塁を陥れ、金本の勝ち越し野選と城島の中犠飛につなげた。
相手の油断とミスを突き、この回に3点を奪って沢村賞右腕をマウンドから引きずりおろした。「もう一つ先の塁を取っていく、ヒットでなくても点を取っていかないと、なかなか試合は拾えない」と真弓監督は手放しで褒めた。これでオープニングゲームは3連勝。1シーズン制以降で就任してから3年続けて開幕戦で白星を挙げるのは、阪神史上3人目だの快挙となった。
18年ぶりに聖地で“初日”を迎えても、指揮官に気持ちの高ぶりはなかった。試合前には、新室内練習場で「地震とかあったけど、タイガースが元気づけよう。みんなで明るい光を与えよう」とコーチ、選手、スタッフと一人一人、握手をしてグラウンドに出た。
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JRAは12日、今週末(16、17日)の発売・払い戻しについて、これまで発売を中止していた首都圏で、東京、中山の両競馬場と14のウインズ(銀座、銀座通り、新橋、汐留、後楽園、浅草、錦糸町、渋谷、立川、横浜、新横浜、石和、エクセル田無、エクセル伊勢佐木)で、阪神・小倉競馬の後半6競走に限定して発売を再開すると発表した。既に発売を再開している新潟競馬場、高崎場外では、全レース発売する。東北地区、施設点検中のウインズ新宿では、発売・払い戻しを行わない。
来週(23日)以降の発売・払い戻しについては、20日までに決める予定だが、3歳牡馬クラシック第1弾の皐月賞については、24日に東京で行う方針に変わりはない。JRAお客様事業・広報担当の小畠薫理事は「国から25%の節電を要請されているが、達成できる見通し」と語った。ただし、皐月賞の金曜日発売(22日)は、行わない。
JRAはまた、東日本大震災に伴う電力事情に配慮し、夏季競馬で出走時間を遅くして行う「はくぼ競馬」を取りやめることも併せて発表した。
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◆ロッテ4―6楽天(12日・QVCマリン) 被災した仙台市を本拠地とする星野楽天は、昨季日本一の西村ロッテに逆転勝ちし、開幕白星を飾った。同点の7回に選手会長の嶋が、相手エース成瀬から決勝1号3ラン。5年連続開幕投手を務めた岩隈が9回途中まで4失点と粘り、8年ぶりに現場復帰した星野監督に勝利をプレゼントした。被災した東北を勇気づける大きな1勝となった。
ありったけの底力をスイングに込めた。嶋は一塁を周り、右手人さし指を天に突き上げた。空の向こうに被災者がいる。「東北の皆さんと一緒に戦っているんで、その気持ちが打球に乗り移ったんだと思う」。ホームを踏み、ほえた。「ヨッシャー!」。ベンチ前では、鬼のような形相の星野監督が待っていた。「ヨッシャー!」。嶋に負けない雄たけびを上げた闘将と両手をぶつけた。
誰よりも悩み、苦しんできた選手会長が決めた。7回2死一、三塁から成瀬の初球直球をフルスイング。決勝1号3ランを左翼席の楽天ファンまで届けた。「1点目は僕のミスで入った。何とか取り返したかった」。4回の本塁クロスプレーで痛恨の落球。自身も左手を負傷したが、不屈の魂で打った。2日の日本ハムとのチャリティーマッチ(札幌D)では試合前に「見せましょう 野球の底力を!」とスピーチした男が、今度はバットでファンの心を動かした。
星野楽天が目指す「守り勝つ野球」のキーマンだ。就任後、初仕事となった昨秋キャンプ。直前に痛めた腰をかばいながら、闘将はKスタのグラウンドを一歩一歩踏みしめた。「歩いたらナゴヤDよりも広いんや。そんなにホームランが出るわけない。そのときに決めた。走って走って1点を取って、守り抜く野球しかない。運良く、うちにはそれをできる選手がいた」。思い描く理想の要には嶋がいた。
守り勝つ野球が浸透し始めていた3月11日、あの震災で事態は一変した。仙台に戻れず「申し訳ない思いでいっぱい」と嶋は自分を責めた。指揮官も苦しんだ。「決めなアカンことが多すぎる。でも不思議やな。あれから急に腰が痛くなくなった。気が張っとんのかな。でもため息をよくしてると最近言われる。ため息って何で出るんや?」と漏らした。体じゃない。心が悲鳴を上げていた。
それでも7日から1泊2日の強行軍で仙台に戻り支援活動を敢行。この日、宿舎出発前の全体ミーティングで闘将が「君たちの優しさは東北の人たちに受け入れられた。今度は決して諦めない強さを見せよう。やってやろう! でかい顔して秋にいい報告をしに帰ろう!」と声を張り上げると、自然とナインから雄たけびが上がった。
そして、劇的な逆転勝利を飾った試合後のベンチ。岩隈からウイニングボールを手渡された星野監督は泣いていた。「それが普通だろ」。選手1人1人と握手して回った。ナインも泣いていた。それほど大きな1勝だった。「夢を見ているような感じだった。嶋の底力を見せてもらった。6点なんてうちにしては天文学的な数字。今日は選手が頼もしかった。ホッとしたよ。でもまだまだ。貪欲にいくぞ」。被災球団として臨む11年シーズンは、最高の幕開けをきっかけに、突き進んでいく。勝利が東北を勇気づけると信じて。
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